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春はあけぼの

雑記
02 /16 2018

近年中国からの観光客がたくさん訪れるようになったこともあり、何となく日本人にも馴染みのある言葉になりつつある「春節(旧暦の正月)」。

2018年は今日2月16日がそれにあたる。

というわけでみなさん、あけましておめでとう!

‥‥って既に一ヶ月半も前にあけましておめでとう言ってるのに、また言うのもどうなのよ?って言われそうだけど。

旧暦では一月二月三月が「春」だから、旧暦の季節感だと今日から季節は春だ。

まさしく春のスタートだから「春節」という言葉が相応しい。

日本でもお正月のことを「新春」っていうし、年賀状には「迎春」等と書いたりするけれど、真冬の寒い盛りに「春」なんて変だなぁと子どもの頃に思った人はたくさんいると思う。

そういう疑問を大人にぶつけてみると、やれ旧暦が~とか、昔は一月から春だったとか教えてもらって理屈では理解できても、旧暦の具体的なカレンダーがわからないとイメージではつかみにくい。

2018年の場合2月18日が旧暦1月1日で、5月14日が旧暦の3月29日にあたるので2月中旬から5月中旬までが「春」なわけだ。

古典や和歌、俳句等を読むときは昔の季節感を理解することが大切といわれる。

気候などはその年によって違うから一概にいえないし、日本列島も北海道と沖縄では季節感も違うのだけれど、奈良や京都、あるいは江戸の季節感でいうなら、ようやく雪もふりやみ、風にほんのりと暖かさを感じる頃から、日射しがきつくなり少し暑さも感じられるような頃までが「春」といったところだろうか。

古文でも、全てが中央にいる人によって書かれたものではなくて、例えば大伴家持の、「新しき年の始めの初春の今日ふる雪のいや重け吉事」という歌は因幡の国(鳥取県)に赴任してた頃の歌なので、雪深い鳥取の情景が描かれている。

松尾芭蕉も全国を旅していたから、もしかしたらその土地土地の季節感を表現していたりするのかもしれない。

具体的な情景を思い浮かべながら古文の季節感を想像すると、少し違った味わいがあるように思われる。

古文で四季について書かれたものというと、清少納言の「枕草子」を思い浮かべる人も多いだろう。

有名な「春はあけぼの」の一節も、旧暦の季節感を想像すると奥行きが感じられる。

単純に春の明け方の美しさだけではなくて、寒さがやわらぎつつある季節の、太陽が昇る暖かな情景に、春のよろこびを感じているようにも思われる。

「寒さもやわらいできたでしょう?寝床から出て東の空をごらんなさい。夜明けの景色がとても美しいわよ」。

そんな思いを読者に伝えるべく、「春はあけぼの」の一節を書いたのかもしれない。

感性も感覚も、かなり鋭いものがあった人なのだろう。

そんな清少納言には足もとにもおよばないのだけど、今日から始まる春を感じたい今日この頃だ。

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和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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