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露呈した「地獄」の社会

雑記
09 /03 2016
10日も前のニュースで、それ以後続報も出ているのだけど、備忘録もかねて第一報。



高畑淳子の息子、俳優・高畑裕太容疑者を強姦致傷容疑で逮捕


群馬県警捜査1課などは23日、前橋市内のホテル客室で40代の女性従業員に乱暴するなどしたとして、強姦致傷容疑で俳優の高畑裕太容疑者(22)=東京都渋谷区=を逮捕した。行為については認めているが、計画性については「企ててはいない」と否認しているという。
 逮捕容疑は23日未明、前橋市内のホテルで女性従業員の手足を押さえつけるなど暴行した上で乱暴し、右手親指打撲などの傷害を負わせた疑い。

 県警によると、高畑容疑者は映画の撮影のため、群馬県内にいた。前日は「映画スタッフと飲酒した」とも話しているという。23日午前3時32分に被害者の知人男性から110番通報があり、捜査を開始。同午後1時40分に逮捕した。
 高畑容疑者は女優・高畑淳子の長男で、12年に俳優デビュー。15年のNHK連続テレビ小説「まれ」で、主人公の同級生を演じて注目され、現在放送中のTBS系連続ドラマ「仰げば尊し」やバラエティー番組に出演している。27、28日の日テレ系「24時間テレビ39 愛は地球を救う」では番組パーソナリティーを務めることが発表されているほか、同番組内のドラマスペシャル「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」にも出演。来年1月には舞台出演も決定していた。




この事件の第一報のほとんどが「高畑淳子さんの息子」として報道された。
22歳にもなる長男が起こしたことであり、高畑淳子さん自身には関わりがないのに‥‥という意見もTwitterではたくさん見られたし、ネットニュースやテレビ、雑誌などでも同じようなコメントはあったように思う。
張本人である高畑裕太自身がそれほどの知名度もなく、圧倒的に高畑淳子さんが有名である以上、こういう注目のされ方は多少仕方ないのかもしれない。
親としてどういう教育してきたんだと思う人がいるのも、わからないでもない(未成年でもないのにちょっと‥‥と思うけど)。

その後、高畑淳子さんが記者会見を開いた。
会見では複数の記者から、かなりきわどい質問も受けた。
「女性に対して危うい部分はあったか」
「性欲が強いとか、性的嗜好がおかしいということはあったか」
一体、母親である高畑淳子さんが、息子の性生活に関して何を知っていたというのだろうか。
本人ならいざ知らず、加害者の家族にすぎないのに、どうしてこんな辱しめを受けなければならないのか。

マスコミが高畑裕太の「性的嗜好」に触れたのは理由がある。
それは被害者の女性が、40代の女性だったからだ。
22歳の男が、40代の女性に性的な興味を覚えたことに、下世話な興味を抱いたのだ。
ネット上には被害者の女性が、「40代女性とは思えないほど美人だった」という憶測が流れたり、どこから見つけてきたのか、その真贋はわからないけど被害者女性の写真まで出回った。
あるいは高畑裕太が熟女好きだのマザコンだのという、下卑た憶測も流れた。
被害者のプライバシーは絶対的に守られないといけないものだし、被害者がいわれなき中傷をされるのは絶対に許されることではない。
下世話な関心で、いやらしく注目されるなんて被害者に対して絶対にやってはいけないことなのに。
なぜ世間全体によるセカンドレイプがまかり通ってしまうのだろうか。

高畑裕太が性的な関心が強く、共演者の女性芸能人たちを誘っていたという話も伝わっている。
女優でタレントの橋本マナミもその一人だった。
高畑裕太の誘いを断ったエピソードも、テレビで語っていたという。
同じ番組に出ていた俳優の梅沢富美男が、橋本マナミに対して
「お前が一番悪いと思った」
「ヤラせてもよかったんじゃないの?」
と、発言したという。
強姦致傷の犯人だよ?強姦された上に怪我までさせるような男だよ?
橋本マナミが危険な目に遭う可能性だってあったかもしれない?って思わないのだろうか?
大体、セックスするかどうかは本人がしたいかどうかでしょ。
したくない人と、どうしてしなきゃいけないの?
根本的には「セックスワーカーは性の防波堤として必要」みたいな意見と同じで、凶暴な男の性を受け止め犠牲になれって言ってるようなもんだ。
コンクリートの壁じゃなくて、人間なんだよ。
まともに暴力ぶつけられたら壊れちゃうよ。
おそらくは高畑裕太が逮捕後に語っていたという「衝動を抑えられなかった」という言葉を受けて発言したのだと思う。
でも、性欲と性暴力衝動は根本的に違う。
性暴力をふるう人たちは、セックスがしたいから、性暴力にはしるわけではない。
相手の尊厳を踏みにじり、暴力で支配したいからだ。
性暴力関連の事件が起こると、「風俗を活用すれば」という意見も出てくる。
性暴力をふるう人は、お金を払ってセックスしたいのだろうか?
風俗を利用するにしても、お金を払って性暴力をふるうだけではないだろうか?
性暴力や性犯罪の「抑止」のために、女に生贄になれという。
人権もなんにもない。

謝罪を求められ、自身のキャリアも危機にさらされるのは母という「女」。
下世話な好奇心を持たれ、あらぬ中傷を受ける被害者も「女」。
ヤラせてやればよかった、犠牲者になれと批判されるのも「女」。
責められているのは女たちだ。
事件を起こしたのは「男」だというのに。
そして、男が女を踏みにじる事件なのに。
女にとって、何という地獄なんだろうか。

高畑裕太は、もしかしたらわたし自身かもしれない。
あるいは梅沢富美男も、わたし自身かもしれない。
日本中の男たちが、高畑裕太であり梅沢富美男なのではないか。
もちろん、セクなんて関係ない。男である限り。
この世の中を、女たちにとって地獄の社会に作り上げたのは、他ならぬ男たちだからだ。

誰かにとっての地獄は、他の誰かにとっても地獄になりうる。
男たちはそれに気づかなくてはいけない。
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和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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