セクシーなあなた、卑猥なわたし

雑記
06 /05 2015


今でこそゲイの友達や知り合いもいるのだけど、10代末期~20代前半はほとんど「イロ目的」の出会いが多くて、普通の友達と呼べるような人はあまりいなかった。
出会ってすぐに関係を持ってしまう人は、そもそも一回ポッキリでサヨウナラというパターンが多かったのだけど、
実際に関係を持たず、何となく「普通ではない友達」になってしまった人もいる。
これはセフレとかの類ではなく、「下ネタやエロ自慢しか話題のない友達」のこと。
掲示板やらチャットやらで、お互い下心ありで近づいてみたものの、お互いどうもタイプではないので関係を持つにはいたらず、
でも何となく気が合うので連絡はとり続けているが、話すネタがなぜかお互いの性生活のことばかり‥‥というおつき合いの友達。
当時のわたしにとっては、「ゲイの友達」というとそういう人のことだった。

同じセクシュアリティだからこそ話せることってあるし、どうしても性に関する話題が出てくるのも仕方ないとは思うけど、
たまに会ったり、電話してもセックスの話しかしないなんて変な関係だったなぁと思う。
おそらく周りにいるノンケ友達には話せないようなセックスの話が出来るのがうれしかったのだろう。
田舎暮らしの上に、都会に出ることもなく、地味なゲイライフを送っていたわたしの話なんてたかが知れていたけど、
都会に住むゲイ、あるいは都会に気軽に遊びに出られるゲイの話は魅力につきなくて、
たとえば当時はまだ合法だった5meoやラッシュなどのドラッグや、発展場やら乱交パーティやらドキドキする話に満ちていた。
若いのに、あるいは若いから?みんな精力的に活動していたのだ。

そういうゲイ友達?というかゲイのエロ話仲間?も時間の経過とともに淘汰されていったのだけど、割と最近まで繋がっていた人もいる。
そして時間がたつにつれ、エロ以外の側面も知ることになった。
連絡手段がメールからmixiやTwitterなどのSNSになり、いつも話す以外の面を知ることも増えていった。

社会や政治に関すること、趣味のスポーツ、資格試験やキャリア、映画や音楽など、ごく普通の話をする彼ら。
2011年3月11日以降、震災や原発問題に関して積極的に声をあげる人もいた。
当たり前なのだけど、みんなそれぞれの生活があり、視点があり、問題意識も様々だった。
それはわたしの知らない彼らの側面であり、わたしが下ネタ以外話しているのも、多分向こうにとっては奇妙な感じがしたと思う。

そして時の経過とともに、関係は自然消滅していった。
今では連絡をとっている人はいない。

思うのは、ゲイ同士エロい話で盛り上がるのも楽しかったけれど、そうでない話もしたら楽しかっただろうなということなのだが、
実際下ネタばっかり話してる間柄で真面目な話をするっていうのも気恥ずかしいもんだと思う。
遅れてやってきた思春期の友達づき合いみたいなものだ‥‥と思っている。

それにしても不思議なもんで、エッチな話をしてるときは、ただ楽しいだけの人なのに、
そういう人が真面目な話をしていたり、堅い文章書いているのを連想すると何ともセクシーなんだよね。
ギャップってやつだろうか。
男はスマートさこそ、セクシーさだと感じる今日この頃であった。
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和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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