時代は動いている

雑記
05 /03 2013
つい先日東京でレインボーパレードがあった。
わたしは行けなかったけど、地元LGBTQAサークルの人たちが何人か参加したし、
Twitterでフォローしてる皆さんもたくさん参加したようだ。

感想は様々なんだけど、各国の領事館から代表が来ていたとか、
思ったより反響が大きかったみたい。
イスラエルとパレスチナの代表が来ていきちがいもあったという話も聞いているけど、
世界各国、イスラム圏も含めてLGBTQAが認知されてきているのが本当に素晴らしい。
思えばつい先月フランスでも同性婚が可決したし、アメリカでもオバマが言及している。
世界はどんどん変わりつつあるし、日本国内も変わりつつあると思う。

ここ数年IDAHO(国際反ホモフォビアの日)などをきっかけにして、各地の大学にLGBTQAサークルが発足している。
メッセージ展、映画の上映会、活動内容は多岐にわたる。
今まで東京や大阪でしかやっていなかったことが、徐々に地方にも広まりつつあるのだ。
昨年地元でLGBTQAサークルが発足したのは本当に感慨深かった。

十年一昔というけれど、わたしが二十歳だった頃に比べると、世の中はぐっと風通しがよくなった。
10代や20代の子たちと話していて感じる。
LGBTQA当事者は、セクシュアルマイノリティであることに萎縮してはいないし、
ノンケも抵抗や偏見なく受け入れている子が増えてきたように思うのだ。
ゆとり世代だ何だと若い子を批判する大人は多いけど、アタマの固いおじさんおばさんより、ずっと素敵だよ。

世の中は変わっている。
欧州のように、同性婚が制度として整えられるのも夢ではないかもしれない。
少なくともPACS(パートナー制度)のようなものは、実現不可能ではない気がするのだ。

最近はmixiをあまりしなくなったのだが、2008年頃の日記を読み返して驚くこともあった。
アメリカのいくつかの州で、同性婚が合法になったのにも関わらず、クレイジークリスチャンの反対にあって廃止された。
大統領選挙では同性婚に反対するサラ・ペイリンが副大統領候補として出馬していた。
たった5年前のことだ。
当時のアメリカはバックラッシュ的な動きが加速していたのかもしれない。
保守反動勢力が、激しい力を持っていたのは事実だと思う。
しかし、たった5年で同性婚が再び支持されるようになってきたのだ。
アメリカも変わりつつある。

もちろん今後アメリカも、日本も、そして世界も激しいバックラッシュが起こる可能性もあるのだが、
次世代を担う若者たちの意識は明らかに変わってきている。
当事者たちの連帯を強め、周囲の人たちへの理解を広げていけば、時計の歯車を元に戻そうと足掻く人たちに立ち向かうことも出来ると思うのだ。

LGBTQAに関することは大きく前進している日本だけれど、
残念ながらここ10年でおかしな方向に向かっていることは山ほどある。
あれほどの大事故を起こしながら、原発を廃炉にしない政府。
経済のために必要だと指示する人たちの多さには、心底悲しくなった。

そして悲しいことにかつてないほどに、人種差別主義が蔓延している。
今年に入ってから、新大久保や鶴橋などコリアンタウンで、大規模な人種差別デモが行われているのだ。
「朝鮮人を殺せ」「日本から出て行け」
幼稚で暴力的な言葉を掲げて、韓流グッズの店を営む在日朝鮮人韓国人の人たちを恫喝する人たちがいる。

ここ10年、人種差別主義はインターネットを中心に爆発的に広まった。
韓国ドラマや韓国のポップスが流行するのに比例して、反韓感情は高揚していった。
サムスンやLG電子などの、韓国メーカーの家電が普及してきたタイミングとも重なるかもしれない。

竹島問題や韓国での「反日教育」問題など、確かに韓国側にも問題があるとは思うのだけど、外交上の問題なら韓国の領事館に訴えればいい。
在日朝鮮人韓国人の人たちが住むところへ行って嫌がらせしても、商売の邪魔をするだけの迷惑行為でしかない。
ましてや殺せだ何だと恫喝するなんて幼稚にもほどがある。

右傾化と同時に、幼稚な大人たちがここ10年で急増したように思えるのだ。
人種差別デモを行っている団体が、脱原発デモに対して妨害行為を行っているのもYouTubeなどの動画サイトで確認出来る。
外国から来た活動家に対して「射殺されろー!!」と乱暴な言葉を発している姿には激しいショックを受けた。

対岸の火事ではない。
Twitterで教えてもらったのだが、昨年の関西レインボーパレードで、偶然通りかかっ人種差別主義者の団体が、
パレードの様子を写真に撮ったり追いかけ回す行為をしていたという。

人種差別主義者たちがLGBTQAに対してどのような態度をとるかまだわからないのだが、
在日コリアンや脱原発デモの次いで、彼らの標的になる危険性もあるだろう。 

人種差別デモに対しては、心ある人々がカウンターデモを行っている。
「仲良くしようぜ」というあたたかい言葉をプラカードに掲げる人もいる。
明日は我が身。
差別主義者にいつ標的にされるか、わたし自身わからない。
だからこそ、ありとあらゆる差別と闘っていかないとね。
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関西レインボーパレード201

11日に大阪で行われた「関西レインボーパレード2014」に参加してきました。 昨年に続き、2回目の参加です。

和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


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