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さて、選挙に行ってきたわけですが

雑記
07 /08 2010
11日にある参議院選挙の、期日前投票に行ってきた。
昨年の衆院選ほどの盛り上がりはないにしろ、それなりに多くの人が
投票に来ていたので、まだまだ政治に興味を持っている人がたくさんいるのだとわかり、
ほんの少しだけ安心した。

2009年の衆議院選挙では、民主党が大敗し、歴史的な政権交代が行われた。
多くの人たちが長年の自民党政権に失望し、政権交代を望んだ結果だった。
そして、政権交代による政治やくらしの変化に、多くの人たちが期待した。

民主党政権ができて、世の中は変わったのだろうか?
普天間問題、子ども手当、高速道路の無料化など、選挙前に掲げられたマニフェストは
何一つ実現することがなく、鳩山政権は一年をまたずして破綻した。
政治とカネの問題がクローズアップされ、消費税増税の議論も持ち上がっている。
人々の生活は、何一つよくなっていない。

まあ、そうはいっても自民党政権があれ以上続いた方がよかったなどと、わたしはとうてい思えない。
自民党の支持者たちは、衆院選の敗因をさかんにマスメディアのせいにしたがったり、
国民が愚民化したからだといっているけれど、コイズミ政権で数々の弱いものいじめ法案を採決し、
その後次々と首相が政権をほっぽり投げる事態がつづけば、国民に不信感を持たれても仕方がない。

自民党議員も、自民党支持者も、なぜ国民が自民党に不支持をつきつけたかを考え、
反省して一から出直すのが大切なのに、「打倒民主党政権!!!」ばかり声高に叫んで、
民主党に投票した選挙民をバカにしつづけるのが精一杯だ。

わたしは以前から、民主党も自民党も、よくも悪くもそんなに違いはないと思ってきた。
民主党政権が誕生したって何も変わらないし、同じようなことがくり返されるだけだと考えていた。
まあ、さすがにここまで何も変わらないとガッカリはしてしまうけど、それでも予測の範囲内だね。
それでも、それでも政権交代は必要だと思っていた。
自民党はどうしようもないけれど、これに「No」を突きつけないと民主主義とはいえない。
民主党は口先だけいいことばかり言っているけど、口先だけで実行できるとも思えないけど、
それでも、政権交代して政治を洗いなおさないといけないと考えていた。

政権交代によって、変わるべきだったのは民主党でも日本でもなく、実は自民党だったのかもしれない。
残念ながら、自民党は「選挙民がバカだった」で何一つ変わる気配がないのだけど。
今回の選挙で民主党がどうなろうと知ったこっちゃないのだけど、自民党は潔くぶっ潰れて欲しい。

しかし、わたしがどうしても恐れているのが、これだけ政治が混迷をきわめる中で、
誰がやっても結局同じで国民の生活がいっこうに変わらない中で、強力な指導力を持った
独裁者が登場し、独裁政権が誕生してしまうのではないか・・・・っていうことだ。

こんなことを思ったのは、池田理代子の「栄光のナポレオン」を読んだからなんだけど、

栄光のナポレオン―エロイカ (1) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (1) (中公文庫―コミック版)
(1997/05)
池田 理代子

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フランス革命後のフランスって、今の日本と似ているところがたくさんあるんだよね。
似ている部分があるっていうだけで、本質的にはかなり違うのは確かなんだけれど、
変革への期待をもって革命(政権交代)がおこったのに、何も変わらず、民衆が革命(政権交代)に
うんざりしているところが、非常に似ていると思う。
誰がやっても変わらない、誰がやっても、腐敗と利権と私利私欲に走る。
かびの生えた思想にこだわる左翼と、時代の流れを無視してもとにもどそうとする右翼。
それにたいして何も出来ない政権。
そんな中で、人々は独裁者を求め、悲劇の英雄ナポレオンが誕生した。

今もし、日本に強烈なカリスマ性のある独裁者があらわれたら、どうなるだろうか。
クーデターが起きて、独裁政権が生まれる可能性はないだろうか。
そんなこと、おきるわけがないと思いたいけれど、可能性は否定できないだろう。

「栄光のナポレオン」で登場人物の一人が言うセリフで、
「独裁政治の何が悪いのよ。革命が何をしたっていうの?今国民が求めているのは強力な指導者よ」
っていうのがある。

たしかにそれも一理あるんだろう。
民主主義なんて、所詮は多数派の数の暴力なんだし、いつもいいとは限らない。
強力な指導力のある、知識や徳のある独裁者が政治をやった方がいいこともあるだろう。

歴史を学んでいると、例えば
「ナポレオン時代があったから、今の民主国家フランスがある」
という意見に出くわすこともある。
それは歴史を読む上で、正しい理解の仕方なんだと思う。

しかし、独裁政治のかげには独裁に苦しむ人の涙や、弾圧され殺されていった人の血がある。
歴史の上での必然であったとしても、その犠牲になった人にとってはたまったもんじゃない。
たとえ、自分の血や、愛する人の血が、社会の発展のために必要であったとしても、だ。

人間はもう、何百年も血を流し、じゅうぶんすぎるほど学んだと思う。
それでも、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」で血を流しつづけないとわからないのだろうか。
とにかく、現代の日本でふたたび悲しい血が流れることがないように、祈りたい。


ちなみに「栄光のナポレオン」は有名な「ベルサイユのばら」の続編です。
「ベルばら」のロザリー、ベルナール、アランが登場します。
「ベルばら」の延長線上で楽しく読めるかっていうと、そうでもないのだけどヨーロッパの
歴史を勉強する上ではかなり役立つと思うので、オススメの作品です。
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和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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