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童貞ははずかしいことではない!

雑記
03 /15 2010
最近「やらはた」という言葉を知った。
「やらはた」とは「やらずの二十歳」の略で、つまりは
セックス経験しないまま20歳になってしまった男の子のことだ。
20歳以上の童貞を、バカにした呼び方で使われていたようだ。

「やらはた」は1980年代に、主に若い男の子が読む雑誌の中で使われていたらしい。
「週刊プレイボーイ」みたいなエッチ路線のものから、「Men's Non-No」「POPEY」のような
おしゃれ系雑誌にいたるまで、色んな雑誌に出てきていたという。

何の目的があったのかはわからないのだけど、とにかく10代後半の男の子たちに
「童貞ははずかしいこと」という概念をうめこむのに、若者向けの雑誌は一生けんめいだったようだ。
「やらはた」という言葉は今では聞かれなくなったけれど、
「二十歳をむかえる前に、童貞はすてておくべき」という考え方はまだ健在だと思う。
というより、今ではさらに加速しているんじゃないかな?

わたしが10代後半だった90年代末期~00年代初頭も、若い男の子むけの雑誌では
ときどき「初セックス特集」がくまれることがあった。
最近、この手の雑誌はあまり読まないのだけど、ときどき立ち読みしてみると
同じような特集がくまれている。
「やらはた」という言葉は使われていないけど、「早くセックスを済ませよう」と
あおりたてているのは、昔も今も変わっていない。

その結果かどうかはわからないのだけど、わたし個人の周りでも
「セックスは成人するまでに済ませておかないといけない」と考えている人は多い。
というよりは、二十歳以上の童貞に対して、多くの人がネガティブな見方をしている。

実は、わたし自身もそんな風潮にあおられた一人だ。
テレビでV6の森田剛くんが、「18で童貞はおかしいですよ」と発言していたのを聞いて、
何とかして18までに童貞をすてなければいけないと思っていた。
ただ、高校生のころは他にゲイの人と知り合う手段を知らなかったので、
18までにというのはあきらめなければならなかった。

高校卒業後「何とか18歳のうちに」と思って、初めて知り合ったゲイの男とすぐにセックスした。
出会ってわずか1時間かそこらで、よく知らない相手だったというのに。
わたし自身の性欲もあったと思うのだけど、とにかく「セックスしなきゃ!」という焦りも
大きかったのではないか・・・・と思う。
快感や、セックスにたいする喜びはあまり記憶にない。
九九をマスターしたときや、あるいは逆上がりが出来たときのような、
妙な達成感があったことだけは記憶している。

別に、「初体験は、本当に好きな人とじゃないといけない」とか
「童貞は本当に好きな相手に捧げるべきだ」なんていう考えはこれっぽっちもない。
だけど、よく知らない相手と好奇心だけでセックスしたことに関しては、
やはり後悔しているんだよね。
どうせだったら、もっとロマンチックに結ばれたかった。
どうせだったら、本当に好きな人としたかった。

今、27歳という年齢になってみると
「別に18歳にこだわる必要なかったじゃん、19でも20でも、いい人にめぐり会えたときに経験すればよかった」
なんてことも思う。

とはいえ、もしそのままセックスを経験することが出来ず、27歳になっても童貞だったらどうだろうか?
おそらく、「どうしよう・・・・30まで童貞だったら、明らかにおかしいよね・・・・」とか
ものすごく悩んでいたにちがいない。
27歳で童貞ということに、すさまじい劣等感を感じて、自信をうしなっていたと思う。
18のとき以上に「誰でもいいから」っていう気持ちは強かっただろう。
もしかしたら、さらにひどい初体験をしていたかもしれない。

そう考えると、18歳で初体験をしていてよかったなあと思う気持ちもある。
どうでもいいことに何年間も悩まされるよりは、ひとまず経験して安心出来てよかった。

でも、あの「焦り」はどこからくるものだったのだろうか?
「童貞だから」焦っていたのではない。
「童貞はおかしい」と、人からバカにされたくない一心で、焦っていたのだ。
そう考えると、焦って童貞をすてたことはやはりバカバカしいと思うし、
わたしに焦らせた周囲や世間に対して、うらみがましい口を聞きたくもなる。

ただ、わたし自身が誰かにとって「焦らせてしまう周囲」にもなっている。

このブログに何度も登場している職場のTくん
shokubanoteiikun
に対して、職場のKくんといっしょになってからかったことが、数回ある。
Tくんは、からかわれたり、何か言われてもすぐに笑って流せるタイプだ。
わたしやKくんがからかったときも、あまりいやな顔はしなかった。
しかし、本心はどうだったのだろうか。
恥ずかしかったり、悔しかったり、あるいは焦りの気持ちもあっただろう。

Tくん自身が、その後童貞を卒業したかどうかはわからない。
最近は、わたしもKくんも、彼を童貞ネタでからかったりしない。
わたしの場合、まるでてのひらを反したかのように、自分の初体験の話を語って
「初体験は、好きな人とした方がいいのよ!」と諭している。

我ながら調子がいいとは思うのだけど、焦りからTくんが愚かな行動に走ってしまったら、申しわけないのだ。

Tくんは相変わらず仕事もうまくいかないし、彼女も出来ないようだけれど、
明るく前向きで優しいのは相変わらずだ。
セックスしてるかどうかなんて、人間性には何の関りもない。
だからこそ、Tくんにはいい恋愛といいセックスして欲しいな~と思う。
からかっていたくせに、えらそうなことを言うなと言われそうだけど。

メディアもね、セックスは早いうちに!っていうキャンペーンはいい加減やめて欲しいのだ。
「童貞ははずかしいことじゃない!」ぐらい言ってもいいと思うんだよね。


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和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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