Kくんにカムアウト

雑記
01 /17 2009
職場のKくんにカムアウトした。

彼に詮索されたわけではないし、何かしら必然性があって
カムアウトしたわけじゃない。

ただ、何となく。彼には話しておきたいと思ったから。
わたしのカムアウトはいっつもそうだ。

案の定Kくんはちょっと困惑気味で、頭の中の情報処理速度が間に合わなかったみたい。

悪かった・・・・かな。

実は薄々感ずいているんじゃないか、と思っていたのだけれど
その読みは完全にはずれちゃっていたみだい。
彼にとっては完全に想定の範囲外だった。

「ごめんね・・・・」

身軽になりたいという気持ちから、彼に重たい荷物を背負わせてしまった。

「そんな・・・・謝らないで下さいよ・・・・でも・・・・う~ん・・・・」

頭を抱えて悩んでいる様を見て、あらためてカムアウトの難しさを思う。


学生時代カムアウトした時、意外なほどに周囲に馴染んでしまったので驚いた。
「あ、そうなんだ♪」っていう軽いノリの人が多かったので、
カムアウトした本人も「同性愛って意外に気軽なもんなんだな~」と思っていた。

今思えば、あれは本当に若さがなせるわざだったんだ・・・・と思う。
大学っていう特殊な環境だからこそ、出来ることだったのかもしれない。

「そんなさあ~、深刻に受け止めないでよ。
 言ったわたしがこんなに能天気で、何だかバカみたいじゃないの。
 重大な秘密抱えたとか思わなくてもいいんだよ。
 何なら飲み会の席でポロっと言っちゃってもいい。わたしは恥じないから。
 本人にとってその程度のことなんだから、ね」。

「言えるわけがないじゃないですか。
 ・・・・今までKazuccineさんと話してて、何だか変だな?って思うところあったけど、
 それ全部つじつまが合うようになったんですよ・・・・。
 俺、何もわかってなかったんですよね・・・・。とにかく、ショックなんです」

そりゃさ、ショック受けるなってのも無理な話だね。

カムアウトって難しい。

年をとるごとに、クローゼットの殻は硬くて分厚いものになっていく。
簡単に割れていた殻が、いつの間にか割れにくくなっている。

もう気軽には出来ない。

「わたしね、Kくんのことが好きだよ。タイプじゃないから、性的には惹かれないけど。笑
 やさしいし、面倒見はいいし、本当によくしてくれたと思う。
 だからね、Kくんがこのことでわたしを嫌っても仕方ないし、責めないよ。
 今まで本当にありがとうって思うから」

半分本当。そして半分はうそ。

嫌われていいわけない。でも、嫌いになってしまう彼を責めてはいけない。

「嫌いには・・・・ならないです。でも俺のキャパ越えてるんですよ・・・・。
 俺の中で決着がつくまで、よそよそしい態度を取ってしまうかもしれません。ごめんなさい」

涙が出てきた。なぜだかわからないけれど。
初めてKくんの前で泣いた。

彼にカムアウトしたことが、よかったのか悪かったのか。
まだ答えははわからない。
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和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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