同性婚とアメリカについて思うこと

雑記
11 /07 2008
今年の5月15日に、カリフォルニア州の最高裁で同性婚が

合憲だとの判決が出て、大統領選ではバリー・オバマが勝利して、

アメリカ社会がリベラル化しつつあると思いきや

今度はそのカリフォルニア州で同性婚禁止しようっていう住民投票が可決された。

同性婚禁止が違憲だというなら、その憲法に同性婚禁止を盛り込んじゃえっていう提案だったそうだ。

すでにアリゾナ州やフロリダ州でも、同様の住民投票が行われていて可決されているらしい。


海の向こうのアメリカで、同性婚が認められようと拒絶されようと

日本に住んでいるわたしには関係のないことかもしれない。

でも、同じ世界で同性カップルが異性カップルと同じ権利を手にして

暖かい家庭を築いているっていうことは、少なからぬ安心とよろこびがあった。

そして今、この住民投票の結果に失望し、落胆している。

提案したジェフ・フリント事務局長という人は以下のように述べている。

「オバマ氏に圧倒的な支持が集まったこのカリフォルニア州でも、われわれの同性婚禁止のメッセージは明確に伝わった。同性婚が社会にどんな影響をもたらすか、住民が熟考した結果だ」。



一体社会にどう影響を及ぼすんだろうなあ。

いい影響があっても悪い影響なんてないと思うんだけれど。

でも、セクシー・サラこと共和党のペイリン副大統領候補みたいなクレイジー・クリスチャンが

出てきた瞬間、マケインの支持率がいっきにアップしたように

アメリカにはまだまだクレイジー・クリスチャンも、頑固な保守派もたくさんいるわけだ。


わたしの大親友で、このブログにも何回もコメントしてくれたAちゃんは

現在アメリカで結婚している。

旦那様はアメリカ人だけれど、彼は現在セクシャル・マイノリティの生徒のための

高校で先生をしている。

Aちゃんからその話を聞いたとき、何て素敵な学校があるんだろう!と思った。

やはりアメリカは進んでいるなあ・・・・とよろこんだけど・・・・

ただ、その高校が作られた背景には、深刻な差別があるということを知って

ちょっとだけ複雑な気分になってしまったのも事実だ。

一生懸命ゲイやトランスの子たちをを守ってくれる人たちがいるのは、すごく素晴らしいこと。

でも、そんな子どもたちが危険にさらされ、苦しめられている現実は哀しい。

学校の名前は、ゲイであるがために暗殺された政治家の名前をとっている。


今回の大統領選でも、あるいはこの住民投票の結果にも思ったことは

アメリカという国における、キリスト教の存在感というか影響力の大きさだった。

そのシンボルがセクシー・サラこと、サラ・ペイリンが副大統領候補になったことじゃないかな。

わたしは宗教は何を信じようと人の勝手だと思う。

クレイジー・クリスチャンだろうがナンミョー教徒だろうが、わたしのようなマドンナ狂徒だろうが、

何を信じて行動するかはその人それぞれの自由だ。

でも、セクシー・サラのようなクレイジー・クリスチャンが、いきすぎた行動を起こしているのは厄介な問題だと思う。

30年以上も前に合憲判決が出た中絶を、いまだに禁止しろって騒いでみたり

何十億という大金を使って同性婚禁止キャンペーンをやってみたり、

ジーザスの教えを守りたくて必死になっている。

不幸にして中絶せざるを得ない女性を犯罪者にしたり、暖かい家庭を築きたいと願う

同性カップルにその権利を与えないことが、ジーザスの教えを守ることかどうかはわからない。

しかし、クレイジー・クリスチャンたちはそう信じて、行動を起こし、政治まで動かしている。

その力は強くて大きい。


まあ、所詮はアメリカのこと。

よその国のことなんだけれど、やっぱり気になっちゃうんだよね。

オバマ政権下で、アメリカという国が「Change」してくれることを願う。
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コメント

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はじめまして^^
こんにちは、ふなうた♪です
少し疑問が...一神教で「神がこの世の全てを造った」というのなら、なぜゲイは非難されるのでしょうか??
彼らも神に造られたのでは??全知全能の神は失敗したのですか??
一神教はなんだか矛盾しているようなところがあるような。。。
と思うのは私だけでしょうか??
というワタシは無神論なのですが。。。^^;

ひさびさに覗いてみたら、名前が挙がっててビックリしたよ。:)
カリフォルニアで同性間の結婚ができるようになったって最近言ってたのに、急に禁止になって、えっ?って思ってたところ、私も。
私も、好きな人と幸せに暮らすっていうことが、どうしてそんなに悪いことのように扱われなければならないんやろうって疑問に思う。
人が何を信じようが勝手だけど、その信条が他の人の幸せや権利を剥奪してしまうようなものなら、まったく宗教の意味がないよね。

ちなみにHarvey Milk(Joeの高校の名前の元になった人)を主人公にした「Milk」っていう映画が12月にこちらで公開されるよ。
主演はSean Penn。トレーラーを見たけど、すごいPowerfulな感じで、今から楽しみにしてます。日本でも公開されるといいね。

ふなうたさんへ

はじめまして。コメントありがとうございます。
わたしはキリスト教に関しては寡聞でよくわからないのですが、
恐らく同性愛は悪魔の影響を受けたもので、病気の一種という概念でしょう。
セクシーサラが属する教会では、同性愛者の「更生」が大々的に行われています。
ただ、現在では同性愛者や性同一性障害の聖職者の方もたくさんいますし。
同性婚に前向きなクリスチャンの方々もいます。キリスト教が同性愛禁止というわけでもないのです。
過激な行動を起こしているのは、政治と結びついた宗教右翼ですね。

azusaへ

ごめ~ん。あとでメールするつもりだったの・・・・。
事後承諾みたいな感じになってごめんよ。
オバマも演説で、「ゲイもストレートも」って言及してたのにね。
マサチューセッツなんかでは、同性婚OKっていう結果が出たみたいよ。
だから、心底絶望する必要もない・・・・とは思うんだけど、カリフォルニアで
出たのはちょっと痛いなあぁ・・・・。

そうそう、ショーン・ペンが主演で映画になったんだよね。
殺した犯人はマット・デイモンだったような(デイモン好きだから複雑・・・・)。
ミルクを殺した犯人は、サンフランシスコの市長もゲイだからっていうんで
殺しているけど、そのサンフランシスコのあるカリフォルニアで
今回みたいな投票結果があって・・・・ちょっと切ないなあと思う。

全然、気にせんでいいよ。ほんまに何とも思ってないよ。
逆に私のこと書いてくれてて、嬉しかったよ。
確かに、今回のような結果になったのは、残念だよね。

azusaへ

よかったわ。本当に、そちらの話を聞くことが出来るからうれしいよ。
今回の結果は残念だったけれど、これを現実として受け止め
がんばっていくように努力しないといけないんだろうな。

和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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