日本一のおホモの魂

雑記
08 /18 2008
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「カズくんは変態!」

こないだ職場で休憩時間、上司に言われたこと。

何人かで、自分はSだとかMだとか言い合っていて

「KazuccineさんはSですか?Mですか?」と尋ねられた。

「えぇ~?うーんわかんないなあ・・・・どっちでもあるし、どっちでもないような・・・・」

と、もごもごしていたら上司から冒頭の発言だ。

おまけにそれを聞いて、その場の一同みな納得。

「そうだ、Kazuccineさんは変態だ!」

おい、何でみんな納得するんだよ。

「ちょっと!何でわたしが変態なわけ?わたしそんなディープな話してないよ!どの話で変態よっ!?」

「・・・・ど、どの話!?変態な話がいくつもあるんですか???」

「そ、そういう意味じゃ・・・・。ってかあんたら見た目で判断してるだろ?」

さすがのわたしだって、四六時中下ネタばっかりしゃべってるわけじゃないし

職場で変態扱いされるのははなはだ心外だ。

まあ、ぶっちゃけトークしたら実際変態扱いされるだろうな・・・・。


SとかMって言葉もそうなんだけど、「変態」って言葉も最近はハードルが低くなった気がする。

以前に比べると侮蔑のニュアンスが薄れてきたっていうか。

わたしが小学生の頃は、罵り言葉の一つだったな。

「変態!ホモ!キ○○イ!」みたいな扱いだった。

最近は自虐的に「俺、変態だからさ」っていうギャグを言う人もいる。

ちなみに上の会話では、

「俺この店で一番の変態目指してたんっすけど、Kazuccineさんには負けますね」なんて言う子もいた。

実際、わたし自身そんなに激しく傷ついているわけでもない。

おそらく「スケベ」「エロ」とかそんな感覚の言葉の一つになっているんだろう。

ただ、以前biancaさんのコメントにもあったのだけれど、人によってはこの言葉でひどく

傷ついてしまう人もいるようだ。

軽い気持ちで使うと、案外とんでもない言葉になってしまうかもしれない。

人によっては、自分のセクシャリティを全否定する酷い言葉に受け止められるのかもしれない。


一方で、あまりに言葉にばかりとらわれるのも少し違うと思う。

「ホモ、レズ、オカマ」は差別用語ですよ~と吹聴してる人たちには胡散臭さを感じる。

明らかに侮蔑の言葉がある場合ならまだしも、そうでない単語まで「差別用語」にしていいものか?

「ホモ」は確かにいじめや侮辱の言葉として使われてきた、「レズ」はノンケ男性向けの

ポルノのイメージがこびりついている、「オカマ」も性的マイノリティを一緒くたにして

侮蔑的なニュアンスのある使われ方をしてきた。

でも、そんなに悪い言葉なんだろうか?とも思う。

特に、「ホモ」に関してはわたし自身「ゲイ」より愛着がある言葉だし、

ちょっぴりエッチな響きがあるから嫌いじゃない。

「ゲイ」っていうと、少し真面目なイメージがして、場合によっては使いたくない時もある。

言葉が大事なのはわかる。

でも、何より大事なのは言葉に込められた気持ちや、どう使われるかだ。

極端すぎる例だけれど、

「持つべきものはホモの友達だね~」っていうのと、「ゲイは不道徳。死刑にするべき」っていうのと、

どちらが「差別的」だと思う?どちらが言われて嫌?

前者を言われて、そんなに傷つきますか?

あえて極端すぎる例を出してみたけど、呼び方にこだわる人はどう感じるのだろうか。

わたしは場合によってはあえて「ホモ」って自分を自称してる。


「変態」でも「ホモ、レズ、オカマ」も言葉として残っていいと思う。

大事なのは、それがいじめや差別の言葉に使われないことだ。

胸をはって、「俺はホモだ」って言えるのが、わたしにとっての理想である。
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コメント

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ずいぶん前に、井上ひさしが、放送禁止用語を作って「路上生活者」「農業従事者」とか言い換えても、その言葉で示される人たちの悲惨な状況にはなんの変化ももたらさないっていっていたんです。言葉がなくなることによって表面上は差別がなくなったように思わせて、差別の実態を隠しているに過ぎないと思うんですよね~。だから、わたしもホモという言葉を自分を示す言葉として使えるようになるといいなと思います。

もうひとつ、言葉で怖いなって思うのは、おしゃれな言い方に変えることでそれがいいものみたいに思わせること。例えば庭仕事をガーデニングって言い換えても、ナメクジとの戦いはなくならないわけです。でも、そういいかえることでなんとなくおしゃれな感じに思えて雑誌が取り上げたりして流行ったりして。そういう意味で、わたしは「ビアン」という言葉にものすごく抵抗を覚えています。

eiさんへ

井上ひさしの言葉はなるほど納得・・・・ですね。
そう、言葉を変えただけじゃ何も変わらないんですよ。特に差別が関るとなると。
問題は差別用語じゃありません。差別なんです。それにまつわる哀しい状況が
変わらないで、言葉だけ正していっても中身は何も変わってないんだよって思う。
そして、何でもかんでもおしゃれな言い方に変えることもたしかに問題でしょう。
「ゲイ」にも多少都会的でおしゃれなイメージがつきまといます。
でも実際、多くのゲイは田舎に住んでいる純朴なお兄ちゃんたちだったりするんです。(わたしみたいに)
ゲイはひどく身近な存在なのに、そう思わせなくなる一つの背景にも思えます。
反面、ゲイ=都会的でおしゃれなイメージに助けられることもあり、人に服を見立てると
「やっぱゲイの人はセンスがいいよね」なんて言われると少しうれしい。苦笑

はじめまして


「ホモ」という言葉に 悪い意味があるのでしょうかね?

意味を履き違え
ただ悪いイメージで使ってるから
「差別用語だ!!」と叫ぶ人がいるのだと思います


本来の意味はなんでしょうね




これらの問題は
ただの日本語や言葉の乱れにしか思えないんですがね


他人さんへ

もともとが「ホモセクシャル」の短縮形なので、あからさまに
悪い意味じゃないと思うんですよね。
「ヘテロセクシャル」を「ヘテロ」と呼んでも侮蔑的な意味はないように。
何でもかんでも差別的とするのもよくないと思います。

初めまして。

上にも同じような意見があがってましたが、ホモという言葉のどこが差別的なのかさっぱり分かりません。中にはフロイトが同性愛を精神疾患と定めた時に用いた言葉だからという意見もありますけど、きちんとヘテロセクシャルという対語があるわけだし、今では誰もそんな意味で使ってはいないはずです。私はむしろホモと言われたいし、自分自身をそう形容したい。

それとこれは一同性愛者として私の個人的な意見ですが、ゲイという言葉が大嫌い!すごく不快です。まずはサウンドからして気持ち悪くて嫌だし、かつてのイギリスで男娼をさした言葉でそこからきてるわけですから、差別的でいったらこっちが圧勝なわけです。「陽気な」という意味だからいいんじゃないかと言われることもありますけど、俺は全然陽気じゃないしむしろ陰気でドロドロ、陽気な方なんてほんの一部だと思います。それにゲイという言葉をいまだに今で言うオネェ系、女装趣味、女になりたい男というのと混合して使っている人は多いです。

そして、「持つべきものはホモの友達だね~」や「やっぱゲイの人はセンスがいいよね」について。実際そのような会話が交わされる時、私はすごく不快です。動物扱いされてるような、ホモだから皆同じだと言われているような。だって誰も「ノンケの人はセンスがいいよね」なんて言いませんよね。セックスで人を判断する事が間違ってます。

桑原龍一さんへ

はじめまして。丁寧なコメントありがとうございます。
やはり「ホモ=差別用語」という見方に疑問を持つ人は少なからずいるみたいですね。
そう、語源をたぐっていくとゲイの方が差別的なニュアンスなんですよ。
「Queer」と同じく逆説的に差別用語を使っているという面もあると思うんですが、
少なくとも本来なら全く色のついていない「ホモ」を「差別用語」にするのに
わたしなぞはひどく疑問を感じます。

ちなみに「持つべきものはホモの友達だね」等の言葉はそんなに深刻に捉えていなくて、
「「男友達」とか「女友達」的な感覚で使ってみたんですが、なるほど・・・・
不愉快な感覚になる人もおられるんだな・・・・と思いました。
わたし自身、気をつけなきゃいけないことはたくさんあるんだと、反省しました。

和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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