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思い出の人

雑記
03 /31 2007
LOVERS


大学1年の頃、すごく好きだった男の子がいた。

二年浪人してから入った彼は、お兄さん的なキャラとして

男女問わず人気があった。

みんな大学に入った当初でうきうきしてた中で、

ちょっと落ち着いた雰囲気があった。

不思議なもんで、みんな浮かれ気分を楽しみつつも

やはりその空気に疲れることもあって、

一種の癒しみたいなものを彼に求めたのかもしれない。


わたしは大学入学と同時に何となくカムアウトしてしまった。

・・・・いや、っていうよりは慣れないお酒の勢いで何となく

口走っちゃったんだけど、それも入学当初のうきうき気分のせいだろう。

今思えば、素直に受け入れてくれた子もいるけど、どっちかっていうと

好奇の目線だけを向けてくるような人もいた。傷つくことも多かった。


でも彼だけは優しかった。

男の子たちにからかわれて、一人泣いている時に慰めてくれたのも彼だった。

恋愛慣れを全くしていないわたしにとって、恋に落ちるのはもう必定で、

たださすがに振り向かせるは無理だって思ってたから、

片想いで終わっちゃったんだけどね。

その後、長く付き合うことになる彼とも知り合って付き合い始めたんだけど、

正直彼氏よりも、その人のことが好きだった時期もある。


他に好きな人がいつつも、彼氏と付き合っちゃったのはどうかと思うんだけど、

叶わない恋を追っかけるよりも、とにかく誰かと付き合ってみたかったっていうのはある。

いくら好きでも相手がノンケだったらセックスは出来ない。

はやくバージンを捨てたかったのだ。

・・・・まあ、そんなきっかけでも5年も付き合うことになったんだから、

彼氏とは本当に相性がよかったんだと思う。


彼氏と付き合いだしても、相変わらずその人のことは好きだった。

でも、彼はだんだん学校に来なくなった。

アルバイトが忙しすぎたから。

わたしは彼に学校に来て欲しくて、一生懸命世話を焼いた。

頼まれてもいないのに、教授に彼のこと(出席日数や試験について)訊いてみたり、

学校に来ないときはわざわざ迎えに行ったりまでした。

彼は心底嫌そうだった。余計に学校に来なくなった。


今思えばとんでもないおせっかいだったと思うんだけど・・・・、

いや、当時から何となくそう感じてはいたんだけど、

どうしても彼には学校には来て欲しかったのだ。

学校で彼に会えなくなってしまうのが辛かったから。

結局わたしのエゴだったんだろう。


そのうち彼には電話を着信拒否されるようになった。

ショックでなじりたい気持ちはたくさんあったけど、

学校に来ない上に電話で話すことも出来ないので、

そのチャンスは絶たれてしまった。

知らない間に彼は大学を中退していた。


何だかなあ、今思えばああやって張り切って世話焼いたことで、

結局友達を一人失ってしまったわけだ。

見守ることも、本人の思うようにさせることも

友達に出来ることの一つだったのにね。


彼を傷つけたことも、わたしが傷ついたことも

もう取り返しはつかないことだけど、悔やむことしか出来ない。

彼との付き合いの中で学んだことは忘れてはいけないと思う。


ひとつだけ、入学したての頃のクラス旅行の帰りのバスで

彼に寄りかかって寝たことはちょっとうれしい思い出だ。






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和江さん

30代シスジェンダー(?)ゲイ。

日本の片隅にひっそりと暮らしている。
お仕事は福祉系。


マドンナが大好き。


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